あれこれな日々 snow2

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母性 最近読んだ本

湊かなえさんの母性(新潮文庫)を読みました。

 

 

私とは全く違う母親の話でした。

どんな母親でも、子供は好かれたいと願う。母親は、わが子をそんなに洗脳して操れるのだろうか。愛しているというより自分の思考と全く同じように考え動く、人形のような人間を作りたかった、自己満足ではないのか、、、。

人に優しくできる思いやりのある人になって欲しい、親ならそう願う気持ちも多少は理解できる。

その思いに囚われ続けている母と子供。断ち切れることなく次の世代にも引き継がれていく。

 

自分が我慢し、人に迷惑を掛けないことを美徳とする考えは時代とともに少しづつ薄れているように感じる昨今。

何かに囚われず自由に楽しく日々を過ごすこと、全ての人がそうではないけれど、そういう未来を願わずにいられない話でした。

 

最後までお読みくださり ありがとうございました。