西條奈加さんの「心淋し川」を読みました。
漢字に弱いので、タイトルは「こころさびしがわ」と思い込んでいました。
恥ずかしい、、、
読み始めてすぐ文中のルビに
「心町=うらまち」
改めて表紙を見ると読み仮名書いてありました
正確には「うらさびしがわ」。
知らない言葉が多く、活字から学べることが沢山あります。
時代物は久しぶりで、出てくる言葉が難しく始めはなかなか集中できませんでしたが、読み続けると慣れて読みやすい。
江戸時代の貧困層の女性たちの話が軸になっている話でした。
人生の初めは生まれた家や見目で決まる。
後の人生は全てが思い通りではないけれど、各々選択した道で悔いのないよう精一杯生きて変わっていく、、、
6つの短編集でしたが、最後に話が繋がり少し心が救われたような そんな気持ちになる本でした。
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